脱引きこもりした人の迷走雑記

元引きこもりが、当時の経験や心情をまとめていましたが、ネタがなくなり迷走している超雑記ブログです。月一回以上投稿、不定期更新。

唐突エッセイ【果たせたクリーニング屋の心残り】

こんにちはー!

 
元引きこもりのらいです!!
 
いつも引きこもり時代のあれこれを書いているのですが、今回趣向を変えて一昨日の出来事をエッセイ風に書いていきたいと思います。
 
全然ネタ切れとかじゃないからね((((;゚Д゚))))ガクガク
 

傘がないのと、このコーデ

僕「よいお年を。」

友人「よいお年を~」

 

12月22日、年末までまだ時間があるとはいえ、彼と会うのは今年最後だと思い挨拶した。

僕は電車を降り友人と別れた。総合駅。僕はここで乗り換え、友人は住所からして次で降りるのだろう。

また別の友人の家に泊まった帰りである。

午後に雨が降ることを知ったため、急いで帰ることを決めたのだ。

友人宅に着いてから、天気を調べたので傘を持ってきていない。折り畳みも常備していない。

そして、今の僕の格好なのだが、甚平(じんべい)である。

 

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無論、ポールシフトだかで地球寒冷化が噂され始めた2019年の12月、甚平だけでは無い。

カーディガンを羽織っているのだ。

甚平にカーディガン…

草間 彌生もビックリのコーデである。

 

僕は普段から甚平で寝ており、起きてから着替えずにいたら、いつの間にか雨が降り始めた。その結果が今である。

まだパラパラとした雨の中、駅まで30分間、タカタタハヒカーディガンとそのフードだけが雨粒から我が身を守ってくれた。

そういえば、電車の中で友人は、甚平カーディガンを隣りに何を思ったのだろうか、 

ずっとスマホをいじっていたし、自意識過剰というものか。

見られぬLINE、席を譲る気無いロリコン

傘がないので、一つ問題があった。

それは、駅から自宅までの移動である。

「まぁ仕方ないし母さんに頼むか」と行けば良いのだが、午前中スマホをいじり、雨が降ってきたと分かり、急いで出発したので充電が底を尽いていたのだ。

 

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しかし、そこで諦める僕では無い、(12月、雨の中、甚平カーディガンで歩かなければならないとなれば、誰でも諦めないと思うが)

 実は、電車の中で友人にスマホを借りたのだ。まず、母さんに電話をしたが出なかった、次に理想なのはLINEをしそれを見てくれることに賭けた。

当然、友人は母さんのLINEを知など知らない。しかし、ひょんなことから僕の弟のLINEは登録してあるのだ。

 そこに、僕であること、母さんに迎えに来てと伝えて欲しいことを記し送信した。

けれども、弟はそもそもあまりLINEを確認せず、しかも昼夜逆転しているので望みは薄い。

 

総合駅で乗り換える。車内は満員という訳ではないが、席が全て埋まっていた。

ここから丁度10駅乗らなくてはならない。

ダルい。

席が空き次第すぐに座りたいたものだ。

確かに、僕はまだ若い高校生で、男である。座りたいであろう他人は他にもいるだろう。

しかし、10駅である。

"大和男子たるもの"だなんだ言われようが、"3駅先で降りる老人より、10駅乗る俺"の心でいようと思う。

もちろん、他の人も10駅、それ以上乗るかもしれない。だが、そんなこと分からないだろう。

IOTが進めば、誰が今まで何駅乗り、これから何駅乗るかを、常に表示し、それを見て席を譲り合う、こういう時代が来るのだろうか?

けれど今は今。そんなものは無い。

 

そんなことを考えていると席が空く、2人連れだったのだろうか、同時に隣合った席が空いた。

僕はすかさず席に近寄る。そのとき小4くらいだろうか、女児が先に席に座る。勢い付いていたのもあり、僕はそのまま席に座る。

女児がビックっとする。

僕は、人よりガタイが大きい方なので無理はないだろう。その時

ロリコンだと思われてないだろうか” 

なにを血迷ったのかそう思ってしまった。

次の駅に着くと女児は降りた、この意識があるからか、逃げるように見えた。

 

そうこう悶々としていると、自宅最寄駅に着く。もっとも、最寄りと言っても歩いて40分程かかる。

母さんの車を探す。最寄駅なので何度か送り迎えをしてもらっているので、定番の待ち合わせ場所というのがある。

あるのたが、いない、送信した待ち合わせ時間は10分程過ぎている。

雨は、友人宅から駅までのものと比べ物にならない程強く、滴はしっかりと地面を濡らしている。

公衆電話を探すという手もあるが、10円が惜しい。

僕は、カーディガンの両襟を引き寄せ、胸元で掴むと、フードも被らず走り出した。

果たせたクリーニング屋の心残り

僕は、駅から家に向かい走っている。

雨の中傘も刺さずに、濡れた地面で足を滑らせないよう、気をつけながらもただひたすらに。

 

ふと、半分程過ぎたあたりで道を選ぶ機会があった、どちらも距離や坂の数、程度がそう変わらないだからこそ、気分にしか委ねられない。

僕「そうだ!今日なら聞けそうだ、行こう」

道が決まったようだ。

 

僕は、1年と少し前、どんな小さな疑問も許せない時期があった。

例えば、“ラーメン屋になぜゴムが置いてあるのか?”や“理髪店の客にかけるマントの先を止めるものの名前何か?”などだ。

後者については、分かりにくいだろうが、パンの袋を止めるあれにも、バッククロージャーなる名前ついているのだから、他のつまらないものにも名前がついているだろうと思った、雑学的知識欲である。

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僕は、元引きこもり特有のコミュニケーション不足ため、店の人に話しかけるにも多少の勇気を要し、注文などと関係ない質問をすることは恐怖すら感じる。

しかし、上記の疑問をどうしても解決したくて、歯を食い縛り質問することが出来た。

ちなみに、上の二つの疑問の答えは、前髪をスープにつかないよう、止めるためのもの、理髪師曰く分かんないっすね〜だ。

 

しかし、解決できていない疑問もあった。それは、

なぜ?クリーニング屋の旗立てに、歯ブラシが突き刺さっているのか?だ。

高校への登下校中に、目に入り疑問に思ったのが始まりだった。

それから、いく日いく月、登下校中に立ち寄り聞こうとしては、学校に遅れるかもしれない、早く家に帰りたいなどとして、チャンスを逃し、こうして、2年目の冬休み入ってしまったのだ。

僕はクリーニング屋を利用せず、また、そんなくだらないことで外出するなど、好奇心が許しても、めんどくさ心が許さない。

しかし、今日なら聞けるかもしれない、このアバンギャルドな状況なら、恐怖心などごまかせるだろうと踏み、クリーニング屋を通る道を選んだのだ。

僕「こんにちは(そういえば、カーディガン甚平だったな。雨にも濡れてるし、この人どう思うかな。。)」

クリーニング屋「はい」

50代半ばだろうか、黒柳 徹子のような髪型おばさんがキョトンとした表情で受付に立っていた。

僕「すみません、気になったんですが、表の歯ブラシってなんですか?」

クリーニング屋「旗が倒れないようにするためです」

 一瞬怪訝な顔を見せたが、眈々と答えてくれたことに僕は驚いた。

僕「そうでしたか、ありがとうございます」

会釈した。店を出ると雨は更に強さを増している。

疑問が解消された、開放感と達成感で、思わず高2男子がスキップしてしまった。

体は冷え切っている。家まであと半キロ。

果たして僕は風邪を引くだろうか?

 

長々と駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました!(*´∀`*)

 「くだらねぇw」と笑えていただけたら、何よりです(*^ω^*)

あと、クリーニング屋さんに冷やかしみたいなことしちゃったからこの場で謝罪しますm(_ _)m(絶対見てない)

それではシーユー(^^)/~~~