こんにちは!
元引きこもり兼、元潔癖症のらいです!
前回、引きこもったきっかけとして潔癖症を挙げましたが、僕の潔癖がどういったものだったかを掘り下げ、書いていこうと思います。
潔癖になったのは小2の夏休み、おばあちゃん家でした、前回書いたようにトイレからでてきて、いきなり「雑巾で拭け!」と家族を怒鳴りつけました。
病気にかかったりして、そのトラウマで潔癖になる人がいると聞きますが、僕の場合、原因が分からず突発的に発症したって感じだと思います。
その後の紆余曲折としてはあまり覚えていませんが、おそらくヒステリックになったまま、自分の意に沿うように家族に命令し続け夏休みを終え、しばらく学校に通うものの、やはり学校でも汚れを気にして、勉強など手につかなかったと思います。
また、“汚れ”といっても、やはり独自の意識の中のもので、特に気にしていたというものとその理由を紹介します。
床(地面)
これは、常人の感覚というか今の感覚でも一応汚いと分かる気がしますが、当時今の感覚の比じゃなかったと思います。
例えば、スーパーとかの買い物かごって重ねるじゃないですか、で、時々買い物中に下に置きますよね、そのときの思考としては、
「かごが地面に置かれる」
↓
「かごの裏面が汚くなる」
↓
「重ねる(かごの裏面と内面が触れ合う)」
↓
「かごの内面も汚くなる」
↓
「かごの中に入れた商品も地面と同じ汚さになる!」
って感じでしたから。
「いや、毎回買い物のたびそれ気にしてたら狂ってくるやん」と今でこそ思えます。
学校でも同様で、低学年の子とかだと(←当時小2)、勢い余って外履きのまま校舎の中に入る子とかいて、そのとき外の地面の汚れがそのまま床にという意識で、消しゴムとか床に落とそう物なら、消しゴム=外の地面と同じ汚さ、だったのでそのストレスで不登校になった節はあります。
虫
これも分かる気がします、衛生的にもあまりよくないし、と、言いつつやはり、当時の嫌悪は常軌を逸していると思います。
部屋で虫を発見しようものなら、虫を排除→部屋を水浸しに(水に触れた物=清潔という意識があったため)し、虫が逃して1、2時間探しても見つからない場合は、 キンチョール撒いて水浸しにしていました。
また、排除の仕方ですがハエやクモなどは流石にティッシュ越しでしたが、蚊や小バエなどは手のひらでも殺せました。
汚い物は汚いと、虫が出た時点で部屋と部屋の家具全体はおろか、自分の全身も汚いという意識、つまり、もう手のひらも汚いのだからそれで汚れの元に触れても問題はないって感じだったのです。
なので、戸はすぐ閉め、窓は最低網戸と徹底して虫の侵入を拒んでました。
日中玄関を開きっ放しの学校は論外でした。
トイレ
これなしで僕の潔癖は語れないと自負しておりますw。
そもそも、潔癖症の発端ともなっています。
最初こそトイレの床が気になって潔癖を発症したので、床が発端とも言えますが、その後トイレそのものが汚く思えてきて、用を足しに行けなくなったのです。
でも人間は人間、入れなければ生きていけないし、入れたら出さなければいけない。
家族は対処として、介護用のトイレを買い廊下に置きましたが、やはり臭くなります。
他、オムツだったり、トイレットペーパー敷いてだったり色々な方法を試しましたが、最終的に、大便は風呂場に蓋付バケツの中にトイレットペーパー敷いたものの中にしそれを家族にトイレに流してもらい、小便は風呂場でしてシャワーで流す、という形に落ち着きました。
はたから見たらだいぶ異常な行為なので、流石に当人も自覚があるだろうと思うかもしれませんが、最初こそあれど何年も続けていると無くってくるんです。
頭で分かっていても体が習慣として覚えてしまい、疑問らしい疑問を抱けなくなるのです。
そんな生活をしていたもので、5、6年の間実物のトイレなど見ていなかったと思います。
当時、抵抗がどれ程あったか、今となれば推測ですが、家族が介護用トイレを買っているので、相当な物だったでしょう。
前記事にも書きましたが、やはり身近な人間がこのようになってしまったときどうすれば良いかは分かりませんし、一人々正解は違うと思います。
強いて言って、落ち着かせ、少しずつが、一番良いのではと思います。
長々とお付き合い、ありがとうございました!